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ミタラシ 〜寂しん坊死告霊〜
◆ 名の由来は「見たら死」。 彼女の姿が見えると死ぬといわれている。 最初の出遭いでは、彼女の顔は 不規則に伸びきった髪に隠され窺うことができない。 髪の長さは出遭う度短くなり、 前髪が上がり、彼女の目が露となったとき、 これを見た者は魂を奪われるとされる。 このことから、死の宣告に現れる妖怪として恐れられた。 ◇ 事実は少し違う。 死期が近づいた者にのみ、ミタラシの姿が見えるようになるのだ。 ミタラシの真の役割は、死を迎える魂を見取ること。 前髪の長さは対象者の寿命を示している。 最終的に目が露になるのは、その瞳に死者の最後を焼き付け、 しっかりと魂を見取るためである。 ◇ 本来の性質はとても穏やかであり 特に人間が好き。 しかしその人間たちに恐れられていることを知り、 寂しい思いをしているらしい。 ※身丈は十歳の人間相当 |