09/10
ヒフミ・ヨイム 〜お知らせ妖怪〜

◆編集後記
ヒ「……ってちょっと、もうお仕舞い?
  まだ五匹しか紹介できてないじゃない」
ヨ「なにいってるの、私達を入れて 七匹もよ」
ヒ「おお、なるほど。…じゃなくて。
  もっとこう、百とはいわずとも
  三十匹くらいはまとめられているものでしょう。
  こういうのってさあ」
ヨ「仕方ないじゃない。なにかと不足してるんだもの」
ヒ「予算が足りない、人手が足りない、時間が足りない?」
ヨ「良くお分かりで」
ヒ「そんなもの、気合と根性さえ
  足りれば十分よ!やる気が肝要」
ヨ「威勢は結構。でも大言壮語吐いてもしょうがない。
  小さくてもできることからしっかりと形に。
  これが大事なんじゃないかしら?」
ヒ「おお、それっぽい屁理屈」
ヨ「へりくつ……」
ヒ「そうだ、いまのを編集後記にしましょう!
  我々広報部が抱える問題と意気込みが丁度良い具合。
  手間も省けて一石二鳥ね」
ヨ「まったく、やる気あるんだか ないんだか」

◆怪異振興組合広報支部
◇ヒフミ
怪異振興組合末端構成員として、
ペンとノートと根性を武器に奔走する
広報支部(全四名)活動係。
いつか妖怪界に名を轟かせようと
熱気な野心を胸に日々駆け回る。
◇ヨイム
ヒフミとタッグで行動する妖怪。
ヒフミが集めた材料をまとめ
整える編集の役割を果たしている。
また、予算繰りから
毎日の身支度まで担当する世話焼き役。

以上、此処ニ記ス
怪異振興組合印

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