■ 彼の世回遊録
「わ、わあ!伝説の園丁がなんで、こんなところに……」
「おや、そういうお前は、いまどき珍しいカナキリ虫の怪?」
「よくもまあご存知で。カミキリなら大間違い」
「古い精霊が寄りつく御庭は悠々自適ってね」
「はあ。ところで、此処にもその鋏をお入れになるのですか?」
「それはあなた次第」
「ええっ」
「だいたいなんでこんな処に?虫の怪には世知辛いでしょうに」
「話せばとても長くなってしまいます」
「どうぞ、どうぞ」
「突風に煽られて、気付けば知らぬ間に辿り着いていたのです」
「相変わらず虫の話は手短ねえ。短命だからかしら?」
「この先どうすればよいのやら…」
「そういうことなら良い所を知ってるよ。此処とは空気が違うから
 身が軽くなりすぎちゃうかもしれないけれど、付いてくるかい?」
「私のような虫がお供しても?伝説の園丁様」
「様がついたね。伝説も様も不必要だわ。
 いまじゃあこの通り、ただの流浪なのよ。あなたと同じ」
「風にふかれて此処に来ました。風に誘われるのも悪くなさそうです。
 ぜひ、貴方の御庭に連れていってください」
「ま、行くのはあたしのじゃなくて、アイツの庭なんだけどね」
「?」
行き先は、誰がよんだか伏魔の森

■ 女王蜂の憂鬱 : 生きた時間の長さが 貴方達の何を満たしてくれるのかしら

■ あくまっこ : あんたらに可愛がられるほど あたしらだって暇じゃないのよ

■ プロステチウト: この世から憎しみがなくなったら、優しさも晴れてお役御免ね

■ Jack-O the Ripper Ones : 貴方は こんな私と握手してくれるニンゲン?

■ 世界接続さん :
この窮屈な密室からだって広大な世界のイメージはダウンロードできるのだー!

■ 見習い悪魔給仕さん :
いつも徹して無表情なのに、何故かすぐ必死っぷりを見抜かれるのが悩み。

■ ツッパリ悪魔女学生 : あたいと交わし煙草したのはあんたが初めてだよ。

■ 起爆スイッチとリボンとマフラー爆弾 :
差し出した贈り物を無防備にも身にまとい、お返しに無邪気な視線を送ってくるこの子を
怪物だという理由で、騙し、駆除しようとしている私達は、本当に人間なのだろうか?

■ ブラックダイダイン : 悩むってのは画期的に都合の良い発明のひとつだと思うよ

■ 多次元踏殺法 : あっち側に踏み込むための賢くないやり方

■ 多次元踏殺法・実践編 :
「冷蔵庫のジュース勝手に飲んじゃだめって、いつもいってるでしょー!」
「ごめんなさびゅっぽぅ チクショー 次元を越えてきやがった!」

■ 一つ目の彼女 :
「私と付き合いたい?何それ、罰ゲーム?違うんならやめときなよ。
私なんて物珍しいだけ、どうせすぐに飽きるんだからさ」

吉田のそういうところが好きなんだよ、俺は。

■ 必死さん : 特徴1:汗っかき 2:目が泳いでいる(文字通り) 3:何かに必死

■ 必死さん : 一体全体何に必死なのかも分からないよ。必死なんだから。

■ 必死さん : あわわわわっわわあうあうわああうわっわ

■ 続、一つ目の彼女 :
飲み物買ってくるけど、吉田は何がいい?
「なんでも良いわ」

――ということで買ってきたよ、炭酸ジュースでいいよな。
「え?……あ。私、炭酸苦手なの」 
ああそうなの?なら缶コーヒーもあるけど。
「コーヒーも、あんまし好きじゃない」
全然なんでも良くないじゃないですか……。
「う、うん。ごめん」

吉田のそういうところが好きだよ、俺は。

■ 路地裏案内人

■ チートで100点満点を取る話
長い争いに終止符を打つべくして生み出された複合モンスター兵器trashmod-chan
物理的破壊を受け付けず、あらゆる装甲・生命を貫通、死に至らしめる触角に毒手
お陰でこの戦いも終息を迎え、世の武装は次々に解除されていきます
待ち望んでいた、暴力に支配されない時代がついにこの国へ訪れました
ただ、私達にはまだひとつ解決しなければならない問題が残されています
いまや唯一の武力となったtrashmod-chanをどうするのか
彼女を?この兵器を?私達はどうすべきなのでしょうか
trashmod-chanは紛れもなく我が国の英雄であり、そして最後の魔物なのです
― Geomorgue社のメモより

触れればその命を奪ってしまう
trashmod-chanは、今日もひとり

Page 3 is end

Copyright © keida All Rights Reserved.