デストルドーさん


不機嫌だととりあえず踊るデストルドーさん


感動すると極端に弱るデストルドーさん


ストレスがたまると髪の成長が活発化するデストルドーさん


眠い時ほど起きていたいデストルドーさん

不眠からくるストレスで髪が伸びるデストルドーさん


「あらあら あんな落書き、なんの意味も込めていないのに」


「あたしに優しくする前に あの猫に石を投げるのやめたらどうなの」


『こころがなくたって わたしは笑えるの
 だって わたしが造られたとき
 笑顔のマスクを かぶせられたのよ
 こころあるひとが見れば わたしは笑っているでしょう』



ある人は言いました。
確かに、人は人だし、化け物は化け物だと。
でも、人にとって凶悪に見える身体をしていたって
必ずしもそれが驚異になるとは限らないでしょう。
意思疎通を図れるかもしれない。対話できるかもしれない。優しい紳士かもしれない。
そういった可能性を検証しないまま、区別するのは勿体無いんじゃないかしら。



相手は言いました。
『しかし、君たちは化け物だよ』


幼な妻の尻に敷かれる現状に対して
「僕は心優しい紳士だからね、レディファーストは当然さ」
と言い訳する駄目な夫


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